Day 15, Missouri ジェシー・ジェームズの隠れていた洞窟に入った

昨日、ミシシッピー川を越えた!

橋の上にもルート66が残っている。

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この橋は1960年代に閉鎖されているが、現在でも徒歩と自転車でなら通行する事ができる。片側一車線の道路。車幅はかなり狭い。

こんなノスタルジックな橋からミシシッピー川を見下ろし散歩ができるのは楽しい。橋の上からはセントルイスの街が小さく見える。

今朝向かったのは、「Meramec Caverns」という洞窟。泊まっていたモーテルから15分ほどの距離だった。

この洞窟には立派な鍾乳洞があって、ガイド付きで案内してくれる。アメリカらしく効果的にライトアップを使い、エンターテイメントのようにテンポの良い喋りでお客さんを誘導する。

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この洞窟が有名なのは鍾乳洞だけではなく、ジェシー・ジェームズの隠れ家だったから。これは単なる言い伝えではなく、公的に認められた事実で証拠も残されているとの事。

ジェシー・ジェームズというのはアメリカ西部開拓時代に名を馳せた無法者、悪党。映画の題材にもなっているし西部劇にはお馴染みの登場人物だ。世界で初めて銀行強盗に成功した輩らしい。

今こうしてアメリカ大陸を走ってみると、当たり前だけどとにかく広い。1800年代、アメリカが西へどんどん国土を広げ、開拓していった時代に、とても警察の管理が行き届いていたとは思えない。

これだけ広いと逃げた犯罪者を警察の力だけで捕まえられる可能性は限りなく低かったのでは?だから「WANTED」の懸賞金とか、それは必要となるよなー。と妙に納得した。警察の力だけでは無理だろう。

その頃のアメリカ西部は無法地帯に近い状態だったのでは?と僕は想像している。一応法はあったとしても、現実的には力がものをいう世界。だからアウトローであっても、世論が動けばヒーロー的に扱われる、そういう時代背景があったのだなあと思う。

結局、ジェシー・ジェームズは仲間の裏切りにあってころされたらしいけれど。やっぱり、いくらヒーロー化されても悪党には変わりないから巡り巡ってそうなるよね、とは思う。

アメリカのこの西部開拓時代にはとても興味がある。本当に世界の壮大な実験場のような時代、場所。

それからネイティブアメリカンの事。彼らの事はもっと知りたい。

これからさらに西へ向かうので、それらを知る機会が増える。楽しみだ!

今日の走行距離:
171mile275km

合計走行距離:
1,432mile2,305km