今滞在しているイリノイ州シカゴの空港近くからウィスコンシン州ミルウォーキーまでは車で1時間15分くらいの距離だ。
ミルウォーキーと言えば、何と言ってもハーレーダビッドソンの本拠地。
これは行くしかない。
という事で行ってきました!
本当はハーレーで駆けつけるのがベストだけれど、今はないのでレンタカーで行った(笑)
隣の州なのに、この区間は思ったより近くてあっという間に到着。渋滞もなかったし。
到着したのは「ハーレーダビッドソン博物館」。ここには、創業当時からのハーレーの歴史、希少車の展示、ショップなどが集まっていて、ハーレーが好きな人だったら、いや、バイクが好きな人だったら間違いなく楽しめる場所だ!
ちなみに僕は6時間くらいいたけれど全然飽きなかった。今まで行った博物館と呼ばれるものの中で一番楽しかった気がする。
入場料は1名20USドル。フロントで音声ガイドの機械を借りる事ができ、何と日本語ガイドがあった。僕の他にも日本人の方を数名見かけたし、ハーレーダビッドソン社にとって、日本という国は結構重要視されているように思う。
ハーレーの歴史を見ていると、1900年代初頭から現在のアメリカの歴史を辿る事になるので、その時代背景も興味深い。
創業時は、ほったて小屋のような所で試行錯誤し、自転車にモーターを付けたようなレベルのものを製造していたが、その後急成長。臨機応変に時代の流れに乗っているのがわかる。初期は警察車両や軍隊の車両製造にアプローチしたり、大恐慌時代には開発コストを掛けられないのでデザインに力を入れ改良したり、戦争が終われば帰還した兵士などを対象にレジャー用の乗り物路線にシフト。レース用車両の開発。などなど。
こんなにフレキシブルなメーカーだとは知らなかった。あと、ハーレーは完全なるオートバイ専門メーカーではなく、60~70年代にはゴルフカートやモーターボートの製造を行うなど意外な一面もある。
2011年3月に東北地方を襲った津波により流された日本のハーレー。太平洋を越え、その数ヶ月後にカナダの西海岸で発見された。その日本の持ち主が特定できたので、ハーレー社はその方に代わりとなるハーレーの新車をプレゼントした。
当時、僕もこのニュースは見た事があった。そのカナダまで流れ着いたというハーレー。何とそのハーレーも展示されている。
同じ敷地内にはレストランもあるので、そこで遅いお昼を食べた。ボリューム満点のハンバーガー、美味しかった!
何もかもハーレー尽くしなこの場所。結局一日中いたけれど、また来ても良いと思った。
あとは、ミルウォーキーの他の場所でハーレー製造現場の見学ができるらしい。またシカゴに来られる事があったら、そちらの工場にも行ってみたい。