Day 11, Indiana マイケル ジャクソンの誕生日にマイケルの実家へ行った

シカゴから車でインディアナ州方面へ1時間ほど走るとGary, Indianaという街がある。ここにマイケル ジャクソンの実家が残っている。

あのマイケル ジャクソンの実家なのだから、もちろん地元の人達やファンの間では知られた場所だ。今日まで車を借りていたのでナビをセッティングして向かった。

ハイウェイを走り、迷う事もなくあっけなく到着した。そこは幹線道路から近い古い住宅街だった。近所には空き家になっている家も多い。みな大体同じような作りをしている。小さな平屋の家。庭は意外と広い。T字路の一角にマイケルの家があり、その家のすぐ後ろには観客席付きの運動施設がある。今でも稼働しているのかどうかはわからない。その他に特に営業しているようなお店などは見当たらない。

マイケル・ジャクソンが育った家

これが世紀のスーパースター、マイケル ジャクソンの実家だ。

Jackson家の前の道はJackson Streetという名前がついている。

今日は829日。マイケルの誕生日。だから、ファンも集まってきている。でも想像していたよりは少なかった。僕が行った午後1時頃の人数は30人くらい。

マイケルの実家の隣にも同じような家があって、そこは元々違う人の家だったはずだが、今は小さなミュージアムのようになっている。だから、同じような家が二軒並んでいて両方に人が集まっているが、向かって右側が本当の実家だ。

今では誰も住んでいない様子だけれど、今日は彼の誕生日とありファミリーの一部がやってきているらしい。少なくともマイケルのお母さんがいた。

この決して華やかとは言えない住宅地の小さなジャクソンファミリーの家と、僕の知っている世界を圧巻し続けたエンターテイナーとのギャップが埋まらない。頭の中が少々混乱する。

家の周りには普通の日常があった。たまに近所の人が通ったり、UPSの車が止まり近くの家に配達物を届けたり。すごく普通だった。

僕の知っているマイケル ジャクソンは始めからスーパースターだった訳だけれど、それは、そう見せるように作られたメディアを通じてしか彼を見た事がなかったから、と今日考え直した。

当たり前だけれど彼にも普通の日常があった訳で、この家を見たらそれが想像できた。

あらためて、映像や音やビジュアルの力っていうのは強いなあと。それが先行し過ぎると、受け手のイメージだけが大きくなり、現実とのギャップがどんどん開いていく。

特にマイケルの場合は世界中にファンが多すぎるので、その分母が巨大だから、何かあった時の影響力が強すぎる。ポジティブな事もネガティブな事も。それが本人に跳ね返っていく。

今日はジャクソンファミリーの素顔を少し垣間見られたおかげで、新しい視点を得られた気がする。

流されてくるイメージをあまりにも大きく受け取るのは控えたいと。あくまで自分で見たり経験した事を基準にしないと。ね!

PS: やっとシカゴピザを食べました。生地の部分がタルトみたいで面白~い

シカゴピザ