Day 5, Pennsylvania ~ Ohio ひたすら走る

今日も快晴でラッキー!

おかげで顔面や腕がよく焼けてヒリヒリする。鼻の頭がピエロみたいに赤くなった。夏用ライディンググローブの隙間から強い日差しが入り、そこだけ焼けたので変な模様もできた。

ハイウェイを走っていたらサングラスに虫が激突し、それが付いたままになり視界が悪くてずっと気になる。たぶん蛾みたいなものが付着したのだと思い、今は風圧でサングラスを取れないので次のサービスエリアまで我慢する。

やっと休憩所に到着して確認するとそれは蛾ではなく、生きたままのハチで、しかもサングラスの外側ではなく内側の下部分に隠れていた。つまり、目の12センチ下部分にずっと生きたハチを30分くらいつけたまま高速道路を走っていた事になる。これが今日一番のハイライト!もし刺されていたら、しばらくライディングできなくなったと思う。

昨日からずっとハイウェイを走っている。ペンシルベニア州はけっこう森林、山が多くて気温が低めだが、オハイオ州に入ったあたりから平地になった。どこまでも続くトウモロコシ畑とかあって、その畑の水平線に夕日が沈んでいく。

道路標示を見ると、全く聞いた事もない街が延々と目に入ってくる。僕の知っているアメリカの街なんて、大都市を除けばほとんど無いに等しいのだ。

走っている道は国道80号。これはアメリカの大動脈だから馬鹿でかいトレーラーの量が半端ない。バイクの数は思ったより相当少ない。夏なのに。シカゴから先にある有名な「ルート66」にでも入ればもっと走っているのだろうか。

食事には少し困っている。ホテルの朝食も、サービスエリアのフードコートも大体ワンパターンで、正直美味しく無い。ちなみに今まで一番美味しかったのはサブウェイのサンドウィッチだ。

今日はひたすら走り続けただけ。結局今日も日が落ちる頃まで走り続けてしまい、ホテルに着いたのは夜20時半過ぎ。本当は18時くらいにチェックインするくらいの余裕がほしかったのだけれど。

ここ2日、ホテルにバスタブがあるのが助かる。バスタブに浸かると疲れの取れ方が違う。普段セントマーチン島ではシャワーだけなので、お風呂に浸かれる事自体がすごく楽しみ。

明日はシカゴに向かう。本当は午前中にシカゴで予定があったけれど、残りの距離を考えるとそれには無理がある。焦らず急がず行く事にする。このバイク旅は「安全第一」をモットーにしているので、選択に迷った時には安全が優先されるのだ。

今日の走行距離:
351mile(565km
合計走行距離:
583mile(938km

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